Fate/stay nightの桜ルートであるヘブンズフィールがついに最終章公開!
初見殺しと名高い本作だけに、結末の意味が分からなかった人も少なくないかもしれません。
今回の記事では、衛宮士郎は死亡したのか?とか最後どうなった?とかの答えとその理由。そして、型月作品には欠かせないあのキャラクターについて書いていきます。
※物語の核心に触れる、ネタバレ要素が書かれています。
ネタバレNGな方はここでそっ閉じ頂けますと幸いです><
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Fate HF第3章で衛宮士郎は最後どうなったのかネタバレ
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring song・・・ようやく観ることができました。
控えめに言って最高でした。上映後のエンドロールの最中、誰も席を立ちません。館内がパッと明るくなるまで、皆んながスクリーンに釘付けになっていました。
ところどころですすり泣きが聞こえてきます。私の斜め右に座って鑑賞していた男性の方も号泣していました。私も当然泣きましたw
最終章であれだけの大団円を見せつけ、ついに完結したFate HFは、文句なしの傑作としてファンの間で語り継がれると思います。
ただし、第1章からずっと「初見パーフェクトグッバイ」な作風で押し通してきた今作だけに、「え、、結局あれってどういう意味なの?」と面食らってしまった人も少なくないと思います。
(ライダー襲来からセイバー召喚、遠坂凛と合流で外道神父の待つ協会へ・・・まで、「知ってるでしょ?」と言わんばかりにズバッとダイジェストでしたし、、
2章も飴のシーンでポカーンだった初見さんは多かった気がします笑)
とくに、主人公の衛宮士郎が、最後は結局死んだの?生きてるの?とか、
なんで凛のモノローグで「士郎の肉体が崩壊した」と語られてるのに、エンディングでは桜と一緒にいるの?とか、
いろいろ疑問に感じる人も、少なくないかも知れません。
ですので、今日の記事ではHFにおける聖杯戦争後の士郎について書いていきます。
結論だけ言うと、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの第三魔法(魂の物質化:ヘブンズフィール)によって、衛宮士郎は死なずに済みました。
正しくは、肉体が壊れて魂だけ残って、聖杯戦争の1年後に体を手に入れて生き返った流れですね。
Fate HF第3章のラストで士郎が生き返った理由
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Fate HFの映画版では、結末にトゥルーエンドが採用されました。ノーマルエンドの場合は士郎は死にます。
士郎は言峰綺礼と殴り合っていたとき、すでにアーチャー(エミヤ)の腕を使った影響で、身体が剣に変わってしまう寸前です。
綺礼が息絶えた後、限界まで投影魔術を駆使して大聖杯を破壊し、その反動で力を使い果たした士郎は絶命。これがノーマルエンドでの結末です。
ところが、トゥルーエンドの場合は、イリヤが士郎の代わりに聖杯を閉ざすことで始末をつけます。
その際に、イリヤは士郎に第三魔法を使用します。このことで士郎の身体は消滅してしまいましたが、魂だけは残りました。
物語の最後、間桐桜と遠坂凛が鳥かごのようなものを持って歩いてましたよね?あの中に士郎の魂が入っています。
その魂を、最終的に人形に入れることで士郎は復活できたんですね。
奈須きのこ氏の正式な発言からして、「一生懸命人間のふりをしているロボット」とされていた衛宮士郎ですが、最後は外側が人形で内側が人間となることで物語は終わります。
(HFは徹底的な利他主義だったロボット士郎が、桜を優先するというエゴを通して人間になるお話なので)
Fate HFのラストで士郎を復活させた人形技師、蒼崎橙子
そして、Fate HFにおける士郎の人形の話をする上で、蒼崎橙子という人物名を避けては通れません。
蒼崎橙子はTYPE-MOONの別作品である「空の境界」や「魔法使いの夜」に登場するキャラクターで型月史上最強の人形技師です。
士郎はもともとの肉体が崩壊して、魂だけの状態でした。その士郎に新たな肉体として与えられたのが、橙子の作った人形というわけですね。
人形といっても、外見は人間のそれとほぼ同じで、人間なのか人形なのか?の区別は付きません。ピノキオも真っ青です。さすが型月史上最強の人形技師・・・。
ただし、凛と桜が一朝一夕で蒼崎橙子と出会い人形を用意してもらうなんてことはさすがにできず、士郎が肉体を取り戻すまでに1年かかってしまいました。通っていた高校も留年し、1歳年下の桜と一緒に卒業することになります。
ということで、物語のラストで間桐桜に向かって微笑んでいた士郎は、桜の見た夢や幻覚などではなく正真正銘の衛宮士郎で、かつて約束していたとおり2人は桜を一緒に見ることができましたとさ。というエンドです。
Fate HF第3章のラストの士郎についてまとめ
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そんなこんなで、桜も士郎も幸せになって終幕というトゥルーエンドが劇場版Fate HFには採用されました。
このルートと結末は、主人公に対してもヒロインに対しても賛否両論が飛び交うものなのですが、
「最終兵器彼女」とか「天気の子」のようなお話が好きな私にとって、すごく好みなエンディングでした(良かったとは言ってないw)。
あと3回くらい映画館で見たいなー。来場者特典も欲しいし。
第3章におけるライダーVSセイバーオルタとか、言峰綺礼の外道なりの葛藤や苦悩についてとか、イリヤがとにかく尊いとか、間桐臓硯の過去の描写やモノローグが秀逸だったとか、書きたいことがまだまだ沢山ありますので、
Heaven’s Feel関連の記事は近いうちにまた書いていこうと思います。
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