Fateの桜ルート劇場版の第3章にして最終章である、「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring songの簡易ネタバレやあらすじ、感想などをザックリ書いていきたいと思います。
名言や名シーン連発で、見どころも泣きどころも満載で、一瞬たりとも目が離せない素晴らしすぎるアニメ映画でした!
劇場には是非ハンカチ持参をお勧めします。
※物語の核心に触れる、ネタバレ要素が書かれています。
ネタバレNGな方はここでそっ閉じ頂けますと幸いです><
Contents
Fate HF3章の簡易ネタバレとあらすじ
ということで、さっそくFate/stay night[Heaven’s Feel]の第3章をザックリと簡易バレしていこうと思います。
ラスボスとの初戦からイリヤ奪還
・間桐邸にて、士郎&凛&ライダー&イリヤVS黒桜&セイバーオルタ。桜の影の格子に凛惨敗。ライダーもセイバーによる背後からの一撃で敗北。
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・桜とオルタに全く刃が立たず、身代わりを申し出たイリヤがアインツベルン城へと連れ去られる。桜「私、最初から狂ってたんです」オルタ「それでも追って来るなら、その時は首を叩き落す」
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・士郎と言峰綺礼の2人アインツベルン城へ。イリヤ奪還。ハサンに追い駆けられながらイリヤを抱えて時速50キロで走る外道神父はここでも健在。
イリヤ奪還後の戦い
・言峰綺礼VS真アサシン。アサシンが妄想心音を使用するも、すでに汚染済の綺礼には効果なし。アサシンをナイフで足止めし、そのまま教会の屋上で魔塔臓硯を撃破。アサシンは撤退。
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・言峰綺礼が桜にハートキャッチされる。「ギルガメッシュの代わりにあなたが汚染された、、ですよね?」綺礼の余命もいくばくか。
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・衛宮士郎VSバーサーカー。アーチャーの腕を開放して大剣をトレース。バーサーカーを撃破。「てめえの方こそついてきやがれ!」の際のBGMのEMIYAがかっこよすぎる。
最終決戦前日
・衛宮士郎と遠坂凛が、イリヤスフィールから聖杯戦争の真実を聞かされる。御三家が、聖杯の力を持って外界に出ようとした始まりから、アンリマユのことまで。
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・士郎とイリヤのペアで過去にさかのぼり、黒桜対策の宝石剣ゼルレッチを生成。このときに若き日の魔塔臓硯(マキリ・ゾォルケン)を見かける。慎二に似てる。
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・桜から凛に最終決戦の通告。自身の討伐に対する意思を変えない凛に苛立つ桜。真アサシンを捕食し、臓硯は殺害。一方、士郎とライダーは夜な夜な作戦会議。
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最終決戦当日(VSセイバーオルタ)
・士郎、凛、ライダーの3人で柳洞寺の地下の大空洞に突入。イリヤはお留守番。セイバーオルタが待ち構えている。セイバーに促され、凛だけ一足早く桜とご対面。
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・セーバーオルタVSライダー&士郎。圧巻の戦闘シーン。本当にこれ元々エロゲかよ。魔眼開放のライダーかわいい。ライダーがマスターとサーヴァントの信頼関係の件でオルタを煽る。オルタは以外と煽り耐性なし。
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・オルタの約束された勝利の剣(エクスカリバー)を士郎の熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)で防御。そのままライダーが騎兵の手綱(ベルレフォーン)のペガサス突進でセイバー・オルタ撃破。
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・正気を取り戻し「シロウ・・・?」と息も絶え絶えなセイバーの胸元に短剣を突き刺す士郎。セイバーにとどめ。士郎の「ありがとう。お前に何度も助けられた」が泣ける。
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最終決戦当日(VSマキリ桜)
・一方、桜VS凛の姉妹喧嘩。遠坂家に伝わる宝石剣ゼルレッチで桜の影をバサバサと斬り倒す。桜ブチギレ。それを軽くあしらう(ように見せる)凛。
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・桜にとどめを刺す瞬間に過去を思い出し、「あ。だめだ、これ」。本当は桜が大好きだったので、間近で桜のことを見たら殺せないと分かっちゃう。いつもの遠坂家の「詰めが甘いスキル」発動。凛は桜の影に刺されて返り討ちに遭う。
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・姉である遠坂凛に愛されていたことを確信した桜、ここで正気に戻る。そこへ士郎到着。「遠坂はまだ助かる。俺とお前で助けるんだ」。影を避けながら桜に近づく士郎。
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・「おしおきだ。キツイのいくから歯を食いしばれ」。桜の胸に破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を突き刺し、影から桜を開放する。ライダーが桜と凛を救出。士郎は洞窟に残る。
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最終決戦当日(VS言峰綺礼〜聖杯戦争の終戦〜エンディング)
・かろうじて生きている言峰綺礼と剣化寸前の衛宮士郎の肉弾戦。アンリマユを破壊したい士郎と誕生させたい綺礼。互いに譲らず。
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どちらも余命あと僅か。ひたすらどつき合う。綺礼も息ゼエゼエ苦しそうだし、士郎も剣化してるので攻撃するだけで自分にダメージ。士郎に全力パンチを繰り出す寸前で、外道神父が時間切れにより絶命。
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・大聖杯の前で息も絶え絶えな士郎の前に、礼装姿のイリヤスフィール登場。士郎に「どんな形になっても生きたい?」と尋ねるイリヤ。「生きたい」と尋ねる士郎。イリヤが第三魔法を発動し、自身の身と引き換えに聖杯を閉じる。
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・衛宮士郎の肉体は消滅。第三魔法の力で魂は残る。1年後、蒼崎橙子作の人形に士郎の魂を入れる凛と桜。士郎は肉体を取り戻す。最後は士郎と桜と藤姉と凛とライダー(使い魔)でお花見に行ってトゥルーエンド。
〜fin〜
・・・といった感じでした。
Fate HF3章の感想
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第3章に限らず、ヘブンズフィール全体をとおして言えることなのですが、とにかくストーリーのテンポが良いです。
普通、こういうゲームのシナリオを映像作品で忠実に再現しようとすると、「このセリフ要らんだろ!」とか「こんなところに尺取りすぎ!」とか「逆に何でこのシーンあっさり終わらせるの!?」とか、
キャラクターのセリフ回しからシーンの変移から一様のぎこちなさを感じるものです。やはりゲームと映画ではテンポ感が変わってきますので。正直、UBWのときは少しテンポが気になるときはありました。
しかし劇場版桜ルートには、それがほぼなかったです。これは須藤友徳監督をはじめ、スタッフが名編集をしてくれた賜物でしょう。
(第2章のイリヤのローレライを大幅に短縮するという英断には震えました!代わりに、イリヤからの好感度MAXになるための演出も!)
桜の飴玉シーンや士郎の鉄心エンド未遂、藤ねぇの切嗣回想など、映画オリジナルの改変も見られましたが、それらも全て名改変です。素晴らしい。
これらのシーンが挟み込まれることで、Fateのゲームを体験していない鑑賞者でも、スッと作品の世界観に入り込み、登場キャラクターたちに感情移入できます。
しかし、魔眼ライダーかわいいなー。マジでかわいい。
今作の個人的MVPは士郎ではなくイリヤでもなく、何気にライダーでした。オルタからの攻撃の避け方もいちいちおしゃれだし。笑
Fate HF3章の見どころと名言!
Fate HF3章の見どころはたくさんありすぎて、一言ではとても言い切れません。戦闘シーンは全て最高級で、とくにオルタVSライダーは凄まじいです。ドラゴンボールも真っ青です。
また、キャラクターが何か言う回数=名言の回数と言っても大げさではありません。
個人的には、凛の「間近で桜の事を見たら、殺せないと分かっちゃった」が良すぎです。あと、士郎のセイバー・オルタに向けた「桜を助ける為に、お前は邪魔だ」も良かったなー。
あと、真アサシンと戦っている間の言峰綺礼のモノローグも良かったです。後々、士郎の「そりゃあ退けないよな」含めて好き。
もっというと、セリフのないシーンでの見せ方も最高。
アンリマユから開放されて素っ裸になった桜を服化して覆ってあげる小さな影とか(あれの正体は、私は「僅かに残っていた桜の中の良心」だと思っています)、
ラストカットの、士郎と桜が白線を2人で同時に越える、2章での2人の決意を思い出させる描写とか。。
名セリフや名シーンについては、この記事だけではとても書ききれませんので、また稿を改めたいと思います。
Fate HF3章の簡易ネタバレとあらすじまとめ
いやはや、、箇条書きでサクッと書きたかった簡易バレも、いざ書き出すとそれなりに長くなってしまいました。
そして、箇条書きしているうちに、劇場内で目の当たりにしたいくつもの名セリフや名シーンを思い出して涙腺がゆるみそうです。。。
Fate HFは、ここ最近のアニメ映画の中でも最高傑作といって良いかも知れません。ぜひ、映画館で、この素晴らしい作品の世界観を堪能して頂けたらと思います!
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