Fate/stay nightの裏ルートともいえる、桜ルート(ヘブンズフィール)を受けて、
「今回の真アサシン強すぎじゃないか?」という声が上がっています。彼は本当に目をみはるほどに強いサーヴァントなのでしょうか?
今回の記事では、「Fate HFの真アサシンが強いというよりは、桜の影が強すぎる」ということについて、つらつら書いていきたいと思います。
(この時点で「弱い」と言ってるみたいでごめんよアサシン・・・でも私はアサシン好きよ)
関連記事
Fate HFの真アサシンが強すぎる件
Fateシリーズのサーヴァントの中でも、とりわけアサシンクラスというのは不遇の存在です。
Fate/stay nightのFateルート(セイバールート)と凛ルートの両ルートないでの佐々木小次郎は、秘剣・燕返しのかっこいいエフェクトや散り際の印象的な台詞こそありましたが、
正式な暗殺者のサーヴァントではないこともあって、比較的あっさりと敗れてしまっています。
Zeroに登場したハサン・サッバーハ(百貌のハサン)にいたっては、ギルガメッシュが如何に強いか?とか、
イスカンダルの王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)が如何に凄いか?のように、対比構造をとおしての人間スカウター的な役割しか果たすことができませんでした。
なんというか、いちいちかませキャラ扱いされるアサシンの姿には涙が止まりません。
ところが、桜ルートであるHeaven’s Feelにのみ登場する「真アサシン」はかなり活躍します。強いです。
いや・・・強いというか、運良く&小賢しく勝ち進んでいきます。
Fate HFで真アサシンが強いのは桜の影のおかげでは?
間桐臓硯が佐々木小次郎の身体を媒体に召喚した真性のアサシンということで、佐々木小次郎とは違ってアサシンのスキルも兼ね添えています。
とはいうものの、真アサシンが他を圧倒するほどあまりに強すぎるか?というと、実は桜の影のおかげ(文字どおり桜のお影)なところも大きいんですよね。汗
もともとが気配遮断スキルを活用して相手を背後からブスリが得意な暗殺に特化したクラスですし、正面切っての戦いでは士郎相手にようやくドヤれる程度の強さです。サーヴァントどうしの真っ向勝負では勝ち目はないでしょう。
ランサーには一方的にボコられたり(最終的にはランサーが桜の影を見て油断している間に妄想心音(サバーニヤ)でランサーの心臓もぐもぐして勝ちはしましたが)、
ランサーの心臓を取り込んだ事で、大幅パワーアップ&賢くなってからも、けっこうボッコボコにされます。臓硯の魔力供給を受けてたわりには不遇な感じは変わりません。
セイバーと戦ったときも、防戦一方になってしまっています。その際も結局は「士郎を助けたい」と勝ち急ぐセイバーを罠に嵌めて、これまた桜の影がセイバーをとらえてくれたおかげで勝てたような感じです。
その直後のライダー戦では、案の定アサシンはあっさり撤退を余儀なくされてしまいます。
Fateの第1章では、臓硯とアサシンが結託する&影の正体がまだ分からない状況だったので、なんとなく臓硯もしくはアサシンが影を使役しているようなミスリードがありましたし、
あの影を使っているように見えたアサシンは強すぎるように見えたのですが、実際はアサシンはそんなには強くないんですね・・・。汗
そう考えると、同じアサシンでも、名ばかりクラスとして強引に召喚されてしまった佐々木小次郎は、スキルなしでだいぶ頑張ったよなーと今更ながら思います。汗
Fate全編とおしてアサシンは弱いのか?
映像化されている、FateのZeroとFate/stay nightの全ルート内で、ランサーとは違う意味で、毎回不遇なクラスとして位置付けされているアサシン(=ハサン)ですが、それでは結局のところ彼は弱いのでしょうか?
前述したとおり、本来アサシンのクラスは「暗殺」が特技です。マスターとその策略次第ではかなり強くなれると私は思っています。
たとえばFate Zeroの衛宮切嗣。彼はセイバーを召喚する前に「アサシンあたりのサーヴァントの方がやりやすかったのになー」といった旨の発言をしています。これは本当でしょう。
真っ向勝負に特化したセイバーを召喚し、しかも性格の面で折り合いがつかなかったため、切嗣はセイバーが正面でオラオラしている裏で、敵のマスターを仕留めるという戦い方しかできませんでした。
一方、第四次聖杯戦争時の言峰綺礼側も、アサシンを噛ませ犬&諜報員くらいにしか使っていなかったため、アサシン本来の使い方を引き出せていたとは言えません。
切嗣とアサシンが結託すれば、Zeroでの何体もいるアサシンをスパイとして使い、暗殺化として使い、話のわかるよきパートナーとして使い、サーヴァント=優れた道具として徹底的に使いこなすことができたでしょう。
全員でライダーめがけて特攻&退場なんてもったいないこともしなかったでしょうし、恐れていた綺礼相手にも、マスター自らは手を汚さずに3、4人くらいのアサシンを派遣させて圧倒することができたと思います。
セイバークラスを召喚してしまった時点で、いくら最強とはいえ切嗣にとっては悪手だったと感じます。戦い方の選択肢が狭まってしまうし、そもそも意思疎通ができないので。
アサシンを使役した場合なら、切嗣も状況に応じたプランを無尽蔵に考え出すことが出来たでしょうし、戦局はかなり有利に運んだと思います。
Fate HFの真アサシンについてまとめ
強いようでそんなに強くない、だけどずる賢い&運がいいHFの真アサシン。
でも何だかんだ、桜ルートではすごくいい味出してくれているんですよね。
桜の影の正体が発覚するまでの「コイツ、放っておいたら何をしでかすか分からない」という不気味さや、
まずは葛木宗一郎を倒し、葛木を盾にキャスターを倒し、ランサーの心臓を喰らい、セイバーを罠に陥れる。
この一連の活躍はHF特有のホラーな作風にもマッチしていましたし、この物語の登場キャラクターとしてはなくてはならない存在だったと言えるでしょう。
いよいよ、公開日が迫ってきたHeaven’s Feelの第3章。
アサシンの最後の活躍にも注目してあげましょう!
関連記事↓
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。