X(エックス)の超実力派ベーシストとして名高い、TAIJI(本名・沢田泰司)。
以前のHIDEの記事に引き続き、今日はTAIJIの人物像や、Xからの脱退(解雇)理由、ベースのテクニックなどについて語っていけたらと思います。
TAIJIがエックスを脱退した真相は?
(画像引用元:https://matome.naver.jp/)
「俺をXに加入させたいなら今のギタリストを解雇しろ」
これはTAIJIがYOSHIKIから、エックスへの加入を求められたとき、返す言葉でYOSHIKIに出した要求です。
そして、YOSHIKIは当時のギター担当者を解雇し、TAIJIをXへ迎え入れることとなるのですが・・・
このやりとりからも分かるとおり、TAIJIはかなり気性が荒く、貪欲な人物でした。
(それを補って余りあるほどの魅力が彼にあるのは言うまでもありませんが。)
メジャーデビューを果たし、うなぎのぼりに快進撃を続けるエックス。
バンドが成功することと比例して、TAIJIの更なる金銭や名声への貪欲さは増していったと言われています。
また、常にバンドの内外で揉め事を引き起こすTAIJIに対して。
ギターのHIDEはYOSHIKIに「もうTAIJIとバンドをやっていくことは出来ない」と伝えたことがあったそう。
つまり、TAIJI脱退は正確にはクビ(解雇)だということですね。
このことは自伝「YOSHIKI/佳樹」でも語られていることですから、おそらく事実なのでしょう。
ちなみにX脱退後のTAIJIとHIDEはしっかりと和解しています。
互いのライブを観にいったり、打ち上げに参加したりという仲の良さだったそうな!
TAIJIがYOSHIKIと交わした誓い
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そして、自伝「YOSHIKI/佳樹」の中でYOSHIKIは、TAIJIの脱退理由についても言及しています。
「TAIJIは自分やバンドとの誓いを破った。約束を守ることが出来なかったから」
「TAIJIをクビにしなければ、X(エックス)はダメになっていた」
これがTAIJI脱退の理由とのことです。
2017年に公開された映画「WE ARE X」でも語られていますが、肝心の”約束の内容”については未だ明かされていません。
ファンの間で「ドラッグを辞めなかった」「エックス以外のバンドとプレイヤーとして接触した」など、様々な噂が一人歩きしていますが、
メンバーが明らかにしていないので、その真相は推測の域を出ませんね。
しかし、YOSHIKIが許せなかったと言う以上、TAIJI脱退のきっかけは、よほどの出来事だったんだと思います。
タッピングもスラップも使いこなすTAIJIのベース技術
(画像引用元:https://matome.naver.jp/)
ところで・・・
「TAIJIはベースが上手い!」これは、エックスのファンのみならず、それ以外の音楽ファンからも周知の事実として知られています。
指の切断によるハンデを背負っていることをついつい忘れてしまうくらい、色気あるフレーズの宝庫にうっとりした人も多いはず。
タッピングやスラップ等の高等テクニックを自由自在に弾きこなす姿は、多くのベーシストたちの”目標”として今なお燦然と輝いていますね。
TAIJIの代名詞、「キラー」ベース
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TAIJIがX(エックス)時代からLOUDNESS(ラウドネス)加入後、そして最期まで絶大の信頼を寄せていたベースブランド「キラー」。
高崎晃がギター製作のために設立したメーカーで、TAIJIの使用によって更に大きく知名度を上げましたね。
メヴィメタルやハードロックの音楽をプレイする上で、この上ない武器となる骨太でパンチのあるサウンドを出してくれる名機を多く生み出した名門メーカーです。
TAIJIの類い稀なベース技術に負けず劣らず、常に彼のそばに寄り添っていたキラー。
キラーベースの存在こそが、まさにTAIJIの代名詞とも言えますね。
まとめ
その圧倒的な演奏スキルと、「酒と女とロック」のようなロッカーを代表するような存在感で
常に音楽業界をリードし続け、私たちをエキサイトさせてくれたTAIJI。
これからも、彼の存在は日本内外の音楽シーンに強烈なインパクトを与え続けてくれることでしょう。
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