X JAPANのボーカリスト、TOSHI。彼のハイトーンボイスに注目が集まってますね。
今回の記事では、TOSHIの歌唱力や高音域を実現する才能、音域などについてつらつら書いていきます。
Toshlの声の出し方の特徴は??
(画像引用元:https://ja.wikipedia.org/)
X JAPANの楽曲を初めて聴いたとき、おそらく誰もが思うことは、「ボーカルの人、声高いな!」ではないでしょうか?
「ただ高い」だけではなく、「パワフルに」絞り出すように歌う発声法は、
エックスの曲が持つドラマティックな展開を素敵に表現しているように感じます。
TOSHIの声の出し方は、根本的にはミックスボイスが基盤となっています。
本来、TOSHIは非常にクリアで耳触りの良い声質を持っている人です(産まれながらに兼ね添えた声なので、まさに”才能”ですね!)。
このクリアな歌声を、絞り出すように地声やシャウトにさらに寄せて歌うことで、あのパワフルなハイトーンボイスが実現しているんですね。
TOSHIはX JAPANの曲を表現する上で、”わざと”声のクリア感を潰して歌うことがあります。とくに初期(X時代)はそうです。
メジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」2曲目の表題曲、「BLUE BLOOD」のサビ後のラスト部分なんて鳥肌が立つほど格好良いです!
TOSHIのハイトーンな音域の歌い方
(画像引用元:https://news.mynavi.jp/)
YOSHIKIは作曲の際、必ずと言って良いほど、そのボーカリストが超本気で歌えばギリギリ出せるキーを曲の中に組み込んできます。
前述した「BLUE BLOOD」とか、まさにそれです。
TOSHIの声域の場合、地声でも3オクターブを超えるような声域の持ち主ですが、
もちろん、その最高音域を狙ってX JAPANの曲は制作されることになるので、必然的にTOSHIも超限界ギリギリの発声を必要とされます。
そうすると、TOSHIは声帯の閉鎖をかなりきつめにした高音域を出すことになる。例のスーパーハイトーンボイスです。
このときの声帯を思いっきり閉めた金属質というか、ややキンキンした声(超高音ミックスボイス)がTOSHIの歌唱法最大の特徴ですね。
YOSHIKIはTOSHIの声が好き!
(画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uD6yPd-t4_0)
YOSHIKIが作曲するX JAPANの楽曲群は、すべて例外なく、TOSHIの歌声に合わせて作られています。
事実、以前エックスが解散した頃のインタビューでYOSHIKIは、「X JAPANの曲はTOSHIが歌う以外は考えられない」といった趣旨の発言をしています。
また、解散後にHIDEとYOSHIKIが「新しいエックスを作ろう!」と約束した逸話がありますが、
そのときも、「TOSHIの声に合わせて作られている以上、今までのエックスの曲はTOSHIにしか歌えない。今までの曲はやれないな」と言っていますね。
それだけ、YOSHIKIにとって、そしてX JAPANにとって、(もちろんファンにとっても)TOSHIの歌声は非常に重要なものだったんですね。
YOSHIKIは「TOSHIの声を道具みたいに扱ってしまった」と過去を反省していますが、それもTOSHIの声が好き過ぎて酷使してしまったということの表れなのかも知れません。
トシの声質や歌い方が変わった??
(画像引用元:https://liverry.jp)
最近、TOSHIの声質や歌い方が変わったとして一部のファンの間で話題になっていますね。
今までの絞り出すような、声帯をキツキツに締めた超高音ミックスボイスに加えて、
近年のTOSHIは普通のミックスボイスも多様しています。以前までより声の透明感が増したような印象。
加えて、再結成後は、以前まではほとんど使われることの無かったビブラートを聴くことが出来る機会も多くなってきました。
「TOSHIの歌い方が変わった」というよりは、「表現の幅が増え、さらに歌が上手くなった」といった方が正しいでしょう。
もともとTOSHIは、先に書いたようにクリアで耳触りの良いキレイな高音が特徴ですから、
今の透明感抜群な歌唱法は、TOSHIの声質にばっちりフィットしている感じがしますね!
まとめ
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以前までの才能や実力に、さらに磨きがかかっているTOSHI。
これ以上歌が上手くなってどうするの!?って感じですが笑、ファンとしては嬉しい限りですね。
時代や世代を越えてたくさんの人から愛され続け、そして現在進行形で進化を続けるX JAPAN。これからの活躍がますます楽しみです!
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