HIDEはギターが上手いのか下手なのか?使用しているギターモデルの名前は?
今回の記事では、ギタリスト・HIDEについてあれこれ書いていこうと思います。
HIDEが愛用していたギターのモデル名は?自作する人も!?
(画像引用元:https://matome.naver.jp/)
HIDEの代名詞とも言えるギターの名前は「モッキンバード」というモデルです。
エアロスミスのジョー・ペリーや、元ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュらからも愛され使用される名ギターですね。
モッキンバードは、もともと”B.C.リッチ”という海外のギターブランドが制作していたものがオリジナルですが、
HIDEが使用しているのは、日本の老舗ギターメーカー、フェルナンデス製のモッキンバード。
HIDEが使用していたことで一躍有名となりましたね。
|
そんなモッキンバード。
これまで実に多くのギタリスト達の手によって、同ギターが、HIDEのモデルと同じデザインに改造、ペイントされています。
(画像引用元:http://moas14.blog.fc2.com/)
「自作ギター」というカテゴリーがあるとしたら、HIDEモッキンが一番人気かもしれませんね。
沢山の人達が、HIDEに憧れ、HIDEと同じギターを自ら創作する。
これだけで、HIDEがどれだけギタリストとして愛されていたか?をうかがい知ることが出来そうです。
HIDEのギターの技術は上手い?下手?
さて。HIDEのギターの腕前、テクニックはどのくらい上手だったのでしょうか?
これは以前の記事でも書きましたが、HIDE自身はX JAPANやソロ活動での演奏スキルに関して控えめな評価をしていたようです。
TAIJIの脱退後、後任ベーシストのHEATH(ヒース)と初めてスタジオで音合わせをした際、
「下手なのがバレてナメられないようにしないといけないと思ってコチコチに緊張していた」と言っていたくらいですからね。
ただし、HIDEは(当たり前のことですが)ギターが上手です。かなりの腕前の持ち主だったと言って良いでしょう。
また、よく「PATAの方が上手い」とか「TAIJIの方が〜」とXの他メンバーと比較されることがありますが、その議論はあまり意味がないです。
全員がプロとして余りある実力の持ち主ですし、一定の水準を超えれば、ギタリストに求められるのは技巧よりもむしろ「味」です。
HIDEもPATAも、(普段はベーシストだったけど)TAIJIも、YOSHIKIの要求する以上のギターフレーズを弾けた上で、三者三様の「味」を醸し出していました。
その辺の楽器屋で速弾き試奏しているメタル兄ちゃんの弾くギターに味ってありますか?ありませんよね?
それがHIDEと彼らの差だし、「技巧を超えた」上手さの証明なのだと私は思っています。
ってか・・・下手って。これで・・・?
HIDEはライブ中ほとんどミスをしなかった!?
余談かもしれませんが、HIDEはギターの練習を欠かさない、マジメなギタリストだったようです。
TAIJI曰く、「HIDEはいつも事前に準備をしてきていたから、ミスがほとんどなかった」という証言があったり、
HIDEの弟の松本祐士さんも「HIDEはギターの練習には、相当な時間を割いていた」と語っています。
いずれにしても、HIDEのギターの練習量はかなりのものだったのでしょう。
まとめ
|
HIDEはテクニック重視のギタリストというよりも、センスと個性を全面に押し出すタイプのギタリストでした。
が、先述したとおりギターの練習を欠かさなかったように、テクニックを軽んじてたわけではありません。
よく「上手い下手議論」の際に逃げ言葉として用いられがちな、「人それぞれ」「聴き手次第」という謎フレーズを安易に引き出すことなく、
純粋にギタリストとしての技術を追求すると同時に、ステージの上や作曲の場面では「味」を存分に上乗せする。それがHIDEというギタリストです。
作曲家としてのセンス、プレイヤーとしてのセンスもその実一級品。しかも謙虚で上昇志向。
そんなHIDEだったからこそ、彼の生き様に魅せられる人が、現れて止まないのでしょう。「あの日」から20年経った今でも。
2018年は、HIDE没後20年のメモリアル・イヤーです。
この期に彼が生前遺した数々の作品と共に、
HIDEという類まれな才能の持ち主の感性と、あらためて向き合うのも良いかもしれませんね。
関連記事↓
コメントを投稿するにはログインしてください。