L’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)のボーカリスト、hyde(ハイド)。
彼の歌い方と発声法は一度聴いたら耳から離れなくなるほど特徴的ですね。
そんなhydeの歌唱力についての評価や、「上手い?下手?」についての記事です。
その容姿端麗な立ち振る舞いや、ライブでの鬼気迫るステージング、はたまたファッションに至るまで・・・
沢山のファンにとってのカリスマであり続けるhydeですが、
何をおいても、彼を彼たらしめる最大の要因は、ボーカリストとしての特徴的な歌声や発声法、ひいては圧倒的な表現力だと思います。
なぜhydeの歌は上手いと言われているのか?
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hydeの唸りながら徐々に立ち上げるような特徴的な歌唱法。
この歌い方自体は、好きな人と苦手な人に分かれると思いますが、こと「表現力」に注目すると、hydeの歌唱力は”異常”の域だと思います。
・歌い始める時の声量のバランスの取り方。
・語尾に混ざる吐息や余韻、言葉と言葉の間の余韻を調整する機微。
それらを楽曲の世界観に、歌詞の内容やダイナミズムに応じて変化させる、絶妙な塩梅。
どれを取っても、hydeの歌を通じての表現力は恐ろしいほど奥深いですね。
「歌」というのは本来「表現」の一形態ですし、その表現力の高さからして、hydeの歌唱力は間違いなく”上手い”と言うことが出来そうです。
hydeの声域(歌声の音域)に驚愕!
ラルクアンシエルの曲をカラオケで歌ったことがある人は、特に痛感していると思いますが、
hydeの声域、音域ってめちゃくちゃ広いですよね?
一般の男性の声域は、広い人でもファルセット(裏声)込みで2オクターブくらいが限界だと言われています。
他方、hydeの声域は裏声込みで、3~4オクターブという広さ。場合によっては一般の人の2倍近い音域を誇るんですね・・・。
この音域の広さが、hydeの歌唱力において大きな要素であることは疑いの余地がないでしょう。
hydeの声質と歌い方の特徴
先に書いたように、非常に幅広い声域の持ち主であるhyde。
彼の声質の特徴は、その声域を活かしたミックスボイスという歌唱法にあります。
ミックスボイスは、凄くざっくり言うと「地声と裏声の間」の声。喉の奥に響かせるような出し方でhydeは基本的に歌っているんですね。
ミックスボイスの使い手としては、国内だとスピッツの草野マサムネさん、ゆずの岩沢厚治さん、小田和正さんあたりが有名でしょうか?
上に挙げた三者とも、非常にクリーンで煌びやかなボーカルに定評のある歌手ですが、なるほどその点では、hydeの声質にも通じるものがあるような気が。
さらにhydeは、ミックスボイスに加え、シャウトやファルセット、スーパーヘッドボイスなど様々な歌唱法を自在に使いこなしています。
特筆すべきはスーパーヘッドボイス(ざっくり言うと息漏れのない裏声)。声楽やクラシック音楽で、ソプラノ歌手が使う超高音域な歌声ですね。
hydeの驚愕のスーパーヘッドボイスは「瞳の住人」で存分に堪能することが出来ます。
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どんどん歌が上手くなってるhydeさん
デビュー以前からの喫煙者だったhydeですが、近年は禁煙に成功!
その効果もあってか、ファンの間でさらに声の伸びが良くなっていると評判です。
(本人曰く、「紙巻たばこは吸っていないけど、代わりに今は葉巻を吸っているので禁煙に成功はしていない」とのことですが笑」
元来のミックスボイスを基調とした美しい歌声にさらに磨きをかけると同時に、特にソロやVAMPSでは野性味溢れるパワフルな歌声も魅せてくれます。
歳を重ねるにつれて、その歌唱力がどんどん進化していくhydeさん・・・。
70歳とか100歳になった頃には、今よりももっと歌が上手くなっているような気がします。いやはや、恐ろしい。
今もこれからも、hydeの歌唱力には圧倒されるしかありませんね!
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