今やネット界では有名、かつボカロ界ではすでに大御所のボカロPと言えば「じん」ですね。
そんな「じん」が作る楽曲が中二病(厨二病)を歌った曲が多いと話題になっています。
そこで今回はじんの楽曲の歌詞を考察しながら本当に中二病的な曲になっているのか解説していきます。
また「じん」のオススメの曲もあわせて紹介していきます。
じんはどんなボカロPなのか解説。
まず楽曲の解説の前にじんの生い立ちやミュージシャン、プロデューサー、
作詞作曲家としての活動の解説をしていきます。
じんは1990年に北海道で生まれました。叔父さんの影響で6歳からキーボードを始めています。
じんだけではないですが、やはり小さい頃から楽器をやっている人は音楽活動に影響を与え、
かつ大きな武器になっていますね。さらに音楽センスもありますよね。
最近のボカロPはニコニコ動画に処女作をあげていますが、じんもやはり2011年にニコニコ動画に楽曲を公開しています。
ただじんは楽曲を公開するだけでなく「カゲロウプロジェクト」と言い楽曲の歌詞のストーリーとリンクした作品を作ることを発表したんです。
それが2012年に楽曲の歌詞に沿った小説「カゲロウデイズ-in a daze-」となって世に出たんです。
さらに小説にオリジナルストーリーをプラスして漫画も出しているあたりは
音楽家としてだけではなく執筆者としての才能も発揮していますね。
じんの楽曲は中二病を歌っている事が多いと言われる理由。
「じん」の楽曲が巷では中二病(厨二病)をテーマに歌っている曲が多いのではないか?
と言われているようですが、そのあたりを「じん」の楽曲の歌詞を抜粋して解説していきます。
「夕景イエスタデイ」
-態度が顔に出ちゃって 謎に緊張しちゃって 声が裏返った-
-「伝えたいよ」って走り出した この感情もう解らないよ 爆発しそうだ-
-教室は今日も平凡でアクビが出る 2人だけの窓辺-
-太陽が沈む前になんとか伝えたいから どうにかしてよ 神様-
とストレートな感情を歌詞にしています。
そして動画をみてわかるように、みんな制服というあたりも学生の曲って感じですね。
しかも曲のメロディーもポップで可愛らしい曲調になっています。
「ロスタイムメモリー」
-炎天直下 坂道の上滲んだ 僕らが 歩いていた夏の温度が目に残っていた-
-「行かないよ」なんて言って 君は僕の手を掴んだ-
-戻らない あの日が痛くて 誰も触れないで-
-炎天下、願った少年「あの頃」に立っていたんだ夏めく君の 笑顔は変わらなくて-
とロスタイムメモリーの歌詞を書いてみましたが、やはり青春の恋心を思わせる歌詞になっています。
ちなみに楽曲全体では少年が少女との別れを振り返る歌になっています。
この2曲を見てもわかるように、甘酸っぱい青春って感じの歌詞になっていますね。
じんの作る楽曲は歌詞もストレートで、かつドロドロした感じは無く、聴きやすい青春ソングが多いです。
だから中二病的な曲が多いと言われているんですね。
じんの「カゲロウデイズ」もやっぱり中二病!?
ここからは、「カゲロウデイズ」に焦点をあわせてじんの楽曲が中二病を歌った曲なのか解説していきます。
まずこの楽曲の主人公は2人(雨宮響谷ヒビヤと朝比奈日和ヒヨリ)、そして猫と陽炎となっています。
歌の始め「8月15日の午後12時半くらいのこと」と日時からスタートするのがポイントなんです。
その後2人の主人公の一人の女性ヒヨリがトラックにひかれてしまいますが、ヒビヤが目を覚ますと
実はヒヨリが事故にあう一日前8月14日に戻っていたんです。
そうなんです、時間のループが起こっていたんです。
さらに2番になっても時間のループは続くんです。
公園にいるヒビヤとヒヨリですが、ここでもヒヨリの身体に鉄柱が突き刺さります。
何度ループして時を戻してもヒヨリを救う事ができないそんな歌詞になっています。
ただ実は最後の大どんでん返しがあるんです。実はループしていたのはヒヨリも一緒だったんです。
目を覚ました8月14日のベットの上 少女はただ「まただめだったよ」と曲が終わっていきます。
お互いに助け合いたいと思っていても、うまくいかず時間をループしてもやっぱり救えず、
繰り返してしまう恋心、恋愛を歌ったやはり中二病な楽曲になっています。
ポップな感じは無いですが、背伸びをした恋愛の中で、うまくいかない二人を歌った曲なのではないでしょうか?
「じん」のオススメの曲は?
今回はじんの曲がいかに中二病的な曲を書いてきたのかを考察していきましたが、
もちろん全楽曲がそういうわけではないので、ここでおススメの曲を発表していきます。
「夜咄ディセイブ」
個人的に好きな楽曲ですが、嘘をテーマにした歌詞になっています。
「サマータイムレコード」
夏の終わりの曲になっていて、またどこかで会おうと語る一曲になっています。
アニメのエンディングになっているだけあって、終わりを告げる曲になっています。
ただ裏を返せば、始まりの曲でもありますよね。
「カゲロウデイズ」
先ほども解説していきましたが、この曲もおススメの曲ななっています。
サビで一気に世界観が変わる中毒性が高いナンバーになっています。
「想像フォレスト」
さわやかだけどカッコいいピアノロックな曲になっています。
イラストも可愛いし、おススメの曲になっています。
じんの楽曲は中二病のまとめ。
今回じんの楽曲を細かく解説してきましたが、やはり噂通り中二病を歌った曲が多かったです。
歌詞もストレートな気持ちをポップな曲に合わせて歌っていました。
ただ全部が中二病というわけでもないので気をつけてください。
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