直井由文(チャマ)のベースラインの好き嫌い!気持ち悪いは過去の話

BUMP OF CHICKENのベーシスト、チャマこと直井由文

彼のベースラインは好き嫌いが分かれていました。「かっこいい」という人も「上手いけど気持ち悪い」という人もいて、賛否両論でした。

だけどそれも過去の話。チャマの歌うベースは現在もめざましく進化しています。

今回の記事では、そんな直井由文のBASS LINE遍歴について書いていきたいと思います。

Sponsored Link

直井由文(チャマ)のベースラインの好き嫌い

BUMP OF CHICKENのベーシストである、チャマこと直井由文の最大の持ち味といえば、メロディアスなベースラインにあります。

最近、文春砲&過去の交際相手との不倫のリークがあったために、そちらに注目が集まりがちなこの頃ですが笑、ラインはラインでも、やはりチャマを語る上で欠かせないのはベースラインの方でしょう。

(むしろ、文春の報道を見る限り、LINEメッセージの方はむしろ下手な方かと・・・笑)

 

まあ個人的には、芸能人の不倫にあまり興味ないし、別にA子さんと知り合いなわけでもないし、そもそもバンドマンなんてそんなもんじゃね?みたいな考えがあるので、そっちはスルー。

直井由文のベースラインやテクニックについて、この記事では語っていきたいと思います。

直井由文(チャマ)のベースラインは気持ち悪い!?

バンドマン。とくにテクニック傾倒型のベーシストからは評価の高いチャマのベースライン。

チョーキングや速弾きなどを駆使した、歌うような彼のベースラインに憧れを抱く人は少なくありません。FLAME VEINからユグドラシルくらいまでの初期バンプの直井由文を最盛期と呼ぶ人も多い。

 

ですが、イチ音楽ファンが彼のベースを聴いたときの評価は意外にも分かれます。

というのも、チャマのベースラインは、良くも悪くも動き回るんですね。

バンプのような、Aメロ、Bメロ、サビという流れで基本骨子が構成される、歌ものロックでのベースラインではとくにサビで歌が盛り上がっているときはベースはボトムを支えることに徹するという暗黙のルールがあります。

 

せっかく、歌のテンションが最高潮なサビなのに、歌うベースが聴こえてくるとせっかくのボーカルのメロディラインがベースラインとぶつかって台無しになってしまうということですね。

初期の直井由文のベースにはそういうところがありました。

 

2人で恋バナで盛り上がってるところに、別の人が「今日のご飯なに食べるー?」と割り込んでくるようなもので、たしかに初期のチャマのベースが、藤くんの歌声の邪魔をしているように思える楽曲は過去に多い。

(まあ、ラフ・メイカーとかは「そこがいい!」な感じなのですが)

バンドマン的には、「あんな斬新なベースラインを楽曲中に連打できてかっこいい!」って憧れの対象になるチャマのベース。

しかし、藤原基央の音楽性や世界観、歌声を聴きたいファンにとっては、「あのベースのラインが何か気持ち悪い・・・」となってしまうのも仕方ないことかもしれません。

 

また、当時のチャマはパンクロック色が強く、「普通のベーシストがやらないようなベースを弾きたい!」という精神性を持っていました。

チャマの前に出て目立ちたいという性格が、ああいう奇抜なプレイスタイルに色濃く反映されたのだと思います。

Sponsored Link

そういう時期が続いたユグドラシルまでのバンプでしたが、続くorbital periodではチャマの自在に動き回るベースラインは影を潜め、比較的おとなしめな低音を鳴らすベーシストになっていました。

メーデーなど、ルート弾きを基調とした楽曲も目立ちます。

正直、今までのおもちゃ箱のような直井由文のベースラインに慣れていた私にとっては、orbital periodのチャマのベースは少し物足りなく感じました。

 

ユグドラシルのレコーディング前後で、チャマの動きすぎなベースラインについて、藤くんから指摘があったという話も聞きますし、

ベースマガジンのインタビューでチャマは「今までの自分は、藤くんが書いた曲を台無しにしてしまっていた」と反省もしていました。

 

その時期、藤くんとヒロもギターのレコーディングにあたって一悶着あったようですし、

ユグドラシルは超名盤ですが、その後のBUMP OF CHICKENの音楽をさらに異次元なものへ昇華させるための転換点となったアルバムでもあるんですね。

何だかんだ直井由文(チャマ)のベースはかっこいい!

そんなこともあり、オービタルのレコーディングでは鳴りを潜めていたチャマのベースラインでしたが、

続くCOSMONAUTでは、また彼の独特なベースを堪能できるようになりました。手数も多く印象的なメロディも目立ちます。

 

さらに、orbital periodのレコーディングを経て確立された、楽曲のボトムを支えるというベース本来の役割もしっかりと踏襲しています。

「出るところは出て、引っ込むところは引っ込む」という、攻守優れたベーシストになっていたんですね。

事実、COSMONAUT以降のバンプを聴いて「ベースが邪魔」とか「気持ち悪い」と感じたことは私はありません。

 

その後、RAY、Butterflies、aurora arcとリリースを重ねるに連れて、ピアノやストリングス、EDM的なアプローチなど、バンプは音数の多い楽曲も増えてきましたが、

チャマのベースは、それらの音をしっかりと引き立てて、隙間には上手に入り込んでと侘び寂びの効いたテクニックを魅せてくれるようになりました。

 

何だかんだ直井由文のベースは上手いしかっこいい。しかもキャリアとともに現在進行系で成長する頼もしさもあります。これからも、チャマのベースラインから目を離せそうにありませんね!

関連記事↓

BUMP直井由文(チャマ)のベースは上手?下手?その実力と特徴。

Sponsored Link