この世界の片隅に主題歌のコトリンゴの歌声が大貫妙子に似てる?

この世界の片隅に主題歌を歌ったりたり、劇中のサウンドトラックを手掛けたことで今まで以上に有名になった、元キリンジのコトリンゴさん。

OP曲が「悲しくてやりきれない」だった理由は何なのでしょうか?

また、コトリンゴさんの歌声が大貫妙子さんに似てると一部で言われていますが、影響を受けているのでしょうか?

 

今回の記事では、そんな天才女性シンガーソングライターのコトリンゴさんについて、あれこれ書いていきたいと思います。

Sponsored Link

Contents

この世界の片隅に主題歌がコトリンゴの悲しくてやりきれないだった理由は?

 

この世界の片隅にこの世界の(さらにいくつもの)片隅にの両作で、主題歌や劇中BGMを担当したコトリンゴ(三吉里絵子)さん。

もともとジャズに強い影響を受けていて、ジャズの造詣が深いアーティストさんなだけに、戦時中の昭和の日本の世界観と合うのかな?とも思っていたのですが、

のんさん演じる「すずさん」のふんわりとしたキャラクターや、その視点から描かれる劇中の世界観と、コトリンゴさんの音楽とがとても調和していて、とても衝撃を受けました。

 

ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」がこの世界の片隅にのOP曲に採用された理由は、

監督の片渕須直さんいわく、「すずさんの心の、表には出さない内に秘めた部分」として、この歌がフィットしていたからということ。

胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに 告げようか

この歌詞は戦後にサトウハチローさんの手で作詞されたもので、「なぜ戦前や戦時中のものではなく、この歌のカヴァーになったのか?」と私自身疑問に思っていました。

 

けれど、実際に劇場で悲しくてやりきれないを聴いたとき、「ああー、、この歌以上にすずさんの気持ちの中を表現する曲はないな」とすごく納得したんですね。

そして、このすずさんのテーマソングでもある「悲しくてやりきれない」を情緒たっぷりに歌い上げることのできるシンガーとして、コトリンゴさんこそが適任だと改めて感じました。

 

この世界の(さらにいくつもの)片隅にの試写会の際に、壇上でコトリンゴさんが披露した「悲しくてやりきれない」。

これを聴いてしまうと、彼女がいかに天才的なミュージシャンなのかを思い知らされますね。(主題歌歌唱は7:09頃から)

 

コトリンゴの歌声が大貫妙子に似てる?

また、コトリンゴさんといえば、同じシンガーソングライターの大貫妙子さんに似てるとも、たまに言われています。

Sponsored Link

大貫妙子さんもジャズのフレーバーを曲の中に散りばめた大物歌手です。たしかに、コトリンゴさんと少し似ているような気がしますね。

ただし、ゴンチチとデパペペが、実は全く違うアーティストであるように、コトリンゴさんと大貫妙子さんもよく聴くと印象はだいぶ違います。

詳細な解説はまた別の記事に書くとして、コトリンゴさんは歌を楽器の一部として楽曲の中に溶け込ませているのに対して、大貫妙子さんは歌を全面に押し出すシンガーだという印象を受けます。

 

BGMとして楽曲の世界観に浸るならコトリンゴさん、歌をがっつり聴きたい!という場合は大貫妙子さんと、気分に合わせて各アーティストさんを選んで聴くのも、とても楽しい音楽選びになりそうですね♪

また、以前、のんさんはInstagramで、コトリンゴさんと大貫妙子さんとの3ショットの写真をアップしていたこともありますし、

コトリンゴさんと大貫妙子さんのお二人が、互いに認め合い影響し合った上で創作活動をされていることは予想できます。

コトリンゴが好きな人が影響を受けそうなおすすめアーティスト

コトリンゴさんの歌や音楽の虜になってしまった方におすすめしたい、コトリンゴが好きな人が影響を受けそうなおすすめアーティストを列挙してみたいと思います。

 

KIRINJI(キリンジ)

もともと、コトリンゴさんはキリンジというバンドでボーカルとして活躍されていました。ですのでコトリンゴさんの歌や曲調が好きな人は、キリンジの音楽もとてもハマると思います。

しっとりとした曲から元気になれる曲まで、楽曲の幅も広く、クオリティの高い音楽を届けてくれます!

大貫妙子

先にも書いた、コトリンゴさんが好きな人は間違いなく好きになるであろうシンガーソングライターです。

歌が上手すぎて、最初のうちは衝撃を受けると思います。慣れてくるとその衝撃が和らいで、ふわっとした優しい気持ちで聴くことができます。笑

こちらも日本を代表する天才ミュージシャンですね。

クラムボン

コトリンゴさんにハマる音楽ファンの方にとって、ジャジーなサウンドアプローチとピアノの旋律は切っても切れない重大要素です。

クラムボンも、そういう特徴をもつ、質の高い音楽を惜しげなく聴かせてくれるバンドの1つで私も大好きです。

こちらは、コトリンゴさんよりも勢いのあるスイング感のある曲も多いですし、元気になりたいときにおすすめです!

上白石萌歌(adieu)

コトリンゴさんの悲しくてやりきれないのような、しっとりとした歌の世界観に浸りたいときは、上白石萌歌さんのカヴァー曲もおすすめです。

女優、タレントとしての活動が注目されている彼女ですが、adieu(アデュー)名義で歌を歌うときも素晴らしい才能を魅せてくれます。

この透き通るような歌声は唯一無二といってもいいでしょう。

Chouchou(シュシュ)

上白石萌歌さんのChouchouというアルバムに引っ張られた感もありますが笑、2人組バンドのChouchou(シュシュ)もとてもおすすめです。

コトリンゴさんが、「この世界の片隅に」のサウンドトラック内の曲でも聴かせてくれた、エレクトロニカと生演奏の融合を心ゆくまで堪能できます。

抑えめに情緒豊かに聴かせる歌い方のアーティストが好きな人は、Chouchouの音楽性がばっちりはまると思いますよ♪

コトリンゴについての記事まとめ

 

この世界の片隅にのサントラや主題歌を手掛けることで、今まで以上に注目を集めているコトリンゴさん。

たしかな才能と表現力で、私たちの生活をいっそう華やかにしてくれる彼女の音楽にこれからも注目していきたいですね!

また、大貫妙子さんやChouchouなど、コトリンゴ好きならハマること間違いなしなアーティストも数は少ないながら(コトリンゴさんの才能が才能なので)国内の音楽シーンで大活躍しています。

よかったら、そちらも聴いてみてくださいね♪

 

関連記事↓

この世界の片隅にと(さらにいくつもの)の違いは?追加シーンが微妙?

Sponsored Link