鬼束ちひろさんの曲の中でも人気の高い『流星群』という曲。
この曲の歌詞には、一体どういう意味が含まれているのでしょうか?
鬼束ちひろさんと言えば、
その独特で退廃的ながらも、どこか暖かさに溢れる歌詞が
非常に印象的なシンガーソングライターの1人ですよね。
そんな彼女の楽曲の中でも、ファンから根強い人気を誇るのが、
テレビ朝日系ドラマ『トリック2』の主題歌としても注目を集めた
『流星群』という楽曲。
鬼束さんがこの『流星群』の歌詞に込めた意味とは何なのでしょうか?
『(微熱っぽい)体温』というテーマ
鬼束さんはこの曲のテーマをずばり、
『(微熱っぽい)体温』というふうに語っています。
自分の醜さを認めながらも人との繋がりを無視しては生きていけないという歌詞で、楽曲のテーマは「(微熱っぽい)体温」。
(Wikipediaより)
wikiでそう語られているとおり、
この流星群という曲も、独特の鬼束節に溢れています。
精神的な病気を周囲から心配されることもしばしばで、
また、雑誌やテレビのインタビューなどでも、
情緒不安定さを感じてしまうような言動が目立つ鬼束さん。
そんな彼女の『病んでる』とさえファンから言われてしまう、
繊細で、あまりにも人間的な魅力が楽曲からは滲み出てくるのです。
『流星群』という楽曲の歌詞
愛する人への想いと、
同時に沸き上がってくる無力感。それらに板挟みにされ、
苛まれながらも、渇望せずにはいられない『私』
を見事に描写した歌詞に仕上がっています。
自分の醜さを認めながらも
人との繋がりを無視しては生きていけない。
この、あまりに脆く繊細な人間性が
鬼束ちひろというアーティストの持ち味なのですね。
『流星群』に込められた意味とは?
この『流星群』という曲は、
彼女がその一作前にリリースした『infection』とリンクしているそうです。
鬼束さんいわく、「出るべくして出た曲」ということで、
前作『infection』の歌詞で歌われていた、『爆破して飛び散った心の破片』。
それが、『星になって降って来る』というのが
名曲、『流星群』という歌詞の核心部分になっているようです。
繊細で不安定、あまりにも人間的な鬼束さんのその純粋すぎる心は
さいごには、爆破して飛び散ることしか出来なかった。
そしてそれが幻想的な流星群となって、美しく降り注いでいる。
・・・なんというか、綺麗だとしかいいようのない表現ですね。
そこにあるのは、物悲しくも、はっきりと生きている『体温』そのもの。
代表曲である『月光』といい、鬼束さんのソングライディングには、
ただもう、息を飲まされるしかないようです。。。
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