驚異的大ヒットしたR指定コミックを実写化した問題作『デッドプール』
マーベル映画でありながらマーベル・ヒーロー達を小バカにし、モラルを無視したアンチヒーロー。
凄くお下品でおチャラけたキャラクターなのですが、なぜか憎めない。
そして、この映画で使用されている音楽が「おっさんホイホイ」かと思うぐらい懐かしい曲が多い!また、音楽とストーリーがいい感じに合わせてくるのが良いのです!
今回は、その『デッドプール』の劇中で使用された楽曲の中から、特に印象に残りストーリーを際立たせた曲をご紹介していきます。
Contents
『デッドプール』オープニング曲から
「夜明けの天使」(81年)/ジュース・ニュートン
「不倫の別れ」がテーマな曲なのですが、なぜこの曲がオープニングに使われたのでしょうか?笑
Just touch my cheek before you leave me, baby
(そっと頬に触れたあと、ここから姿を消して欲しいの)
この歌詞のあと、デットプールは敵の顔面にキックをするという・・・
予告編で流れた曲(その1)
「シュープ」(93年)/ソルト・ン・ペッパー
橋の上から車へ飛び降り、敵をボコボコにする前に口ずさんでいた曲。
曲の歌詞に合わせ一緒に「バン!」という場面がちょっと可愛いです。
予告編で流れた曲(その2)
「X・ゴン・ギヴ・イット・トゥ・ヤ」(03年)/DMX
予告編で流れ、とてもインパクトのあった曲。そして劇中ではデットプール、コロッサス、ティーンエイジ・ネガソニック・ウォーヘッドが横並びで敵地に乗り込むシーンで流れます。
恋人ヴァネッサとの長いラブシーン中に流れる曲
「カレンダー・ガール」(60年)/ニール・セダカ
この「カレンダー・ガール」の歌詞に合わせ、季節のイベントに合わせた(ハロウインやクリスマス)ベットシーン1年間を流すという、今まで見たことのないラブシーン。
とても純粋な内容の歌詞に合わせ、卑猥なことをしているバカップル・・・。
ちなみに6月と7月はカットしています。
プロポーズの場面で流れる曲
「クリスマスを我が家で」(43年)/ビング・クロスビー
長い長いラブシーンが終わり、恋人ヴァネッサにプロポーズをしたクリスマスの夜、突如意識を失って倒れたウエイドは病院で診察の結果、末期ガンだと告知される。
幸せから一気に不幸へと落とされるシーン。
この曲、素敵なクリスマスソングかと思いきや、とても悲しい曲。
第二次世界大戦中の兵士が、家に帰りたいと願う気持ちを歌った曲です。
I’ll be home for Christmas, if only in my dreams
(クリスマスには家に帰れるだろう、夢の中だけでも)
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ミュータントとして突然変異をさせるために拷問を受けているシーンで流れる曲
「ミスター・サンドマン」(54年)/ザ・コーデッツ
超人な肉体と力、そして末期ガンも治るということでミュータント因子を活性化させる薬剤を投与されるウエイド。
身体に負荷をかけて変異を促すために毎日毎日酷い拷問を受けどんどん醜くなっていく中、流れてくるこの曲が何ともいえませんでした。
Make him the cutest that I’ve ever seen
(彼を今まで見たことないぐらいに可愛いくしてよ)
満身創痍のデッドプールが秘密基地に戻ってくるシーンで流れる曲
「ヒット・ザ・ロード・ジャック」(61年)/レイ・チャールズ
突然現れる同居人で謎の盲目の黒人老女。
これは深い意味はなく、ブラックジョークなものかと・・・。
でも曲はとってもカッコイイ。
デッドプールとヴァネッサ、共に倒れ絶体絶命の時に流れる曲
「君こそすべて」(84年) /シカゴ
デットプール、ヴァネッサが共に倒れ絶体絶命の時、お互いを見つめ合うシーンで流れたこの曲「君こそすべて」
You know our love was meant to be The kind of love to last forever
And I want you here with meFrom tonight until the end of time
(わかるよね 僕らの愛は運命なんだ永遠に続く愛なんだよ
ここできみと一緒にいたいんだ今夜からこの世が終わるまで・・・)
あまり可愛いくないユニコーンやハートマークのアニメが突然現れ、とてもとても甘いムードな場面でデッドプールはヴァネッサに向かって「卑猥なサイン」を送るのです・・・。本当に下品で、甘いムード台無しなシーンでした。
ウェイドが好きな「ワム」じゃなくて「ワム!」
「ケアレス・ウィスパー」(84年)/ワム!
ある意味この曲が「デッドプール」のメインテーマでは?と思う「ケアレス・ウイスパー」
その昔、郷ひろみや西城秀樹もカバーしたとても有名な曲であり、筆者もワム・・いやワム!の中では一番好きな曲。
劇中でウェイドが正しい「ワム!」の発音を教えてくれます。
まとめ
『デッドプール』の劇中で使用された楽曲は31曲。(国内盤サウンドトラックは23曲+1)その中でも特に目立った曲だけをご紹介しました。
ストーリーだけではなく音楽でも笑わせ、私のようなマーベル映画に全く詳しくなくても(最後に観た作品はサム・ライミ監督のスパイダーマン)楽しめる作品です。
下ネタOKなカップルにこの映画をオススメします!笑
【記事:ジョージ・A・ロメ子】
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