サンドウィッチマンのネタが面白い理由は?笑いの作り方がすごい!

サンドウィッチマンの魅力的で面白いネタの数々。あの面白さの秘密はなんなのでしょうか?

実は、ダウンタウンの松本人志さんなど、サンドを絶賛する芸能人には大物芸人やアーティストが多いのはなぜなのでしょう?

今回の記事では、サンドウィッチマンの漫才やコントでの笑いの作り方がいかにすごいか?などをつらつら書いていきたいと思います。

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サンドウィッチマンのネタが面白い理由とは?

https://youtu.be/JqCoZduS_Cw

サンドウィッチマンといえば、お笑い不毛の地と言われていたはずの東北仙台が生み出した、伊達みきおと富澤たけしの2人からなる大人気お笑いコンビ。

東日本大震災後のチャリティーや募金活動や、その強面からは想像がつかない「いい人エピソード」、好きな芸人No.1に何年も君臨し続ける好感度の高さなど、人柄に注目されることの多い彼らですが、

もちろん、漫才師、コント師としての芸人・サンドウィッチマンのネタは完成度がとても高く、一般視聴者はもちろん、業界内の同業者からも高い評価を得ているのがサンドウィッチマンです。

 

そのクオリティは、2007年のM-1グランプリで披露した、ピザのデリバリーのコントを見ても分かる通り。

ダウンタウンの松本人志さんは、テレビでネタを見ると、ついチャンネルを止めてしまう数少ない芸人の中にサンドの名を挙げています。

ビートたけしさんも、「サンドウィッチマンの漫才は、真似しようと思ってもできない」、「本当にいい腕をしている」と彼らを絶賛しています。

また、芸人さん以外では、2019年末のワイドナショーに出演したさだまさしさんが、その年M-1王者のミルクボーイを指して「サンドウィッチマン以来の衝撃」とコメント。間接的にサンドウィッチマンを高く評価していることを伺わせました。

 

それでは、サンドウィッチマンの面白さの理由とは何なのでしょうか?

サンドウィッチマンのネタが魅力的なのはなぜ?

 

先ほど、ダウンタウンの松ちゃんと北野武さん、さださんがサンドウィッチマンのネタを大絶賛しているということを書きました。

松ちゃんもたけしさんもさださんも、フリートークでの頭の回転の速さ絶妙なテンポ、そしてワードセンスが超一級品な芸能人ですよね?

実はこの3人と、そしてサンドウィッチマンの2人には、1つの共通点があります。

 

それは、全員が落語ファンだということです。

 

松本人志さんは寝る前に落語を聴くほどの噺家フリークですし、ビートたけしさんも落語家に転身することを宣言するほど造形が深い芸人です。

さだまさしさんはお笑い芸人ではありませんが、ライブ・コンサートでのMCを聴けば落語がトークのベーシックになっていることは明らか。

 

そして、サンドウィッチマンの2人も、立川志の輔さんの落語を見に劇場へ足を運ぶほどの落語ファンです。

落語には、何を話すか?の順番から、緩急の付け方やテンポや間のとり方、言葉選びまで、話芸のエッセンスの全てが詰まっています。

先のサンドを絶賛した大御所芸能人の3人や、サンドウィッチマンの2人、ネタはもちろんフリートークのときも、

常にこの順番、緩急、テンポ、間、ワードチョイスを素早く整合的に組み立てるスキルが高い。これは噺家のスタンダードが彼らの中に染み込んでいるから。

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話芸のスペシャリストである松本人志、ビートたけし、さだまさしというビッグネームがサンドの2人を絶賛し、しかも的確に評価できるのはそういった理由でしょうし、実際、サンドウィッチマンのネタは落語家顔負けの精密さを誇ります。

サンドウィッチマンの笑いの作り方がすごい!

落語好きなサンドウィッチマンらしく、ネタ作りのとき2人は、まるで職人のように展開を緻密に組み立てていきます。

「一番興奮するときは〇〇しているときだよね」「間違いないね」の短いやりとりでスッとネタに入り、

ネタに入った直後にボケが入りまる。とにかく一笑い目が早い!あっという間に空気を作っていきます。

 

そして、ネタが最高潮に達して、お客さんの笑い声が最も大きくなるタイミングを計算して、トミーの「ちょっと何言ってるか分からない」が叩き込まれます。こうなると、もう誰にも止められません。

サンドウィッチマンがあれほどにまで面白い理由は、(元々の才能とか、伊達ちゃんとトミーの才能は当たり前として)落語という日本の言葉遊びのスペシャリストの細胞が血液中に流れ、

職人のように丁寧にネタを組み立てていく、お笑いに対する誠実な姿勢に一因があることは疑いようがないでしょう。

 

伊達ちゃんはツッコミを淡々とツッコんだり、ガーと声を上げたり、様々なパターンを1つのネタで使い分けていますし、トミーのボケも1回ボケて2回目であえて溜めて3回目で大ボケをかますなど、変幻自在です。というか声のトーンを聴いただけで笑ってしまう魅力があります。笑

 

ちなみに、ネタ作りは基本的に富澤たけし担当のものが多いですが、台本のツッコミ部分は空白にしているそうで、ツッコミのワードは伊達みきおチョイスですので、厳密にはネタ作りは2人の共作ということができそうですね。

また、ライブでは伊達ちゃんが積極的にボケるネタも少なくなく、「ボケ担当:伊達みきお」の場合は台本は伊達ちゃんが作ります。

(正しくは、台本はなくて設定だけ作ってアドリブで展開していくので、普段の職人気質なサンドとはまた違った瞬間芸をライブでは楽しむことができます)

サンドウィッチマンのネタが面白い理由まとめ

サンドウィッチマンのネタが面白い理由は、落語という日本の話芸のスペシャリストへの造形が深く、またネタの作り込みも大変緻密という裏付けがありました。

そのネタ中のワードチョイスやテンポや間のとり方、ボケとツッコミの声の大きさやトーンの使い分けまで、全てが計算し尽くされた職人芸だったのです。

これからも、サンドウィッチマンの強面からは想像もつかない笑、丁寧に作り込まれたネタの数々を見て大いに笑わせて頂きたいと思います!

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