GLAYの全盛期が凄すぎた理由は?現在は干されて人気がないの?

GLAY(グレイ)といえば、日本を代表する人気ロックバンドとして有名ですよね。

そんなGLAYの全盛期はいつだったのでしょうか?また、全盛期はどのくらい凄かったのでしょうか?その理由は??

また、一時期「干された」みたいなことを頻繁に囁かれた彼らですが、その真相はどうだったのでしょう・・・。GLAYの現在は??

そんな記事です。

 

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GLAYの全盛期っていつ?

画像引用元(http://www.music-lounge.jp/

1990年代の半ば、「BELOVED」の大ヒットにより一気に伝説的な記録を更新し続けたバンド、GLAY。

99年には、20万人ライブを開催したり、グレイジャンボなる飛行機が空を飛んだりと、とにかく連日、GLAYの話題に事欠きませんでした。

話題性という意味では、世間的にも売り上げ的にも、GLAYの全盛期は1990年代後半から2000年頃までと考えるのが適当だと言えそうですね。

 

GLAYはなぜ社会現象レベルで売れてたの?

(画像引用元:http://visual-matome.com/

GLAYはなぜあの時代に、社会現象になるほどの大人気を博したのでしょうか?

 

私は、

・当時ブームの真っ只中だった、ビジュアル系という枠組み流れにフィットした

・ビジュアル系なのに優しく愛情に満ちたバンドのキャラクターというギャップ

この2点が、GLAYをモンスターバンドたらしめた重要な要因だと思っています。

 

1990年代後半の日本といえば、V系戦国時代です。日本各地から奇抜で特徴的なメイクや衣装を纏ったV系バンドが連日チャートを賑わせていました。

ただ、V系って、当時の中高生にはバカ受けでしたが、彼ら彼女らのお父さんやお母さん世代の大人には眉を潜められる対象だったんですね。

官能的な歌詞だったり退廃的な歌詞だったり、男なのにメイクしてスカート履いて、ライブではシャウトしたり口から血糊吐いたり、

まあ今までそんなには居なかったわけですから、当時の大人たちの目に、ヴィジュアル系というジャンルが異端に映るのは仕方ないです。ところがGLAYは・・・

 

老若男女から愛されるGLAYの歌詞と曲


そんな時代の中、同じビジュアル系のGLAYの歌詞曲調は、色メガネをかけた大人達の目にさえ華々しく映ったわけです。

恋人や家族など、大切な人への想いを歌った優しく温かい歌詞親しげな口ずさみやすい曲調は、「あら〜、この子たち化粧してるけど良い歌唄うわね〜」と。

(V系嫌いだけど、GLAYだけは好きっておばあちゃんは結構多い!)

 

無機質なビートを伴っただけ(に聴こえる)の打ち込みサウンドや、ギャンギャン歪んだギターだけ(に聴こえる)の音楽が流行していた時代、

GLAYが放った純粋なメロディーは、強烈なカウンターパンチとなって、当時のリスナーたちの乾いた心に突き刺さったんですね。GLAYって凄く歌を大事にするバンドですし。

ヴィジュアル系という時代の要請にフィットしたことと、V系に似つかわしくないほど愛に満ちた歌と歌詞。これがGLAYブームの最大の秘密だと私は考察します。

 

伝説の20万人ライブと解散の危機・・・

(画像引用元:http://visual-matome.com/

GLAYの伝説を語る上で絶対に欠かすことが出来ないのが、

1999年7月31日に千葉県・幕張メッセ駐車場、特設ステージにて行われた「GLAY EXPO 99 SURVIVAL」ですよね?

一般紙の一面にも記事が掲載されるなど、社会現象になった伝説の「20万人ライブ」です。

 

今なお、有料によるライブ動員数では世界一だとされているこの20万人ライブでしたが、この金字塔を打ち立てた後、GLAYは解散の危機を迎えてしまいます・・・。

 

GLAYの目指す音楽の方向性と、世間が求める社会現象としてのGLAYとのギャップ。

メンバー4人は変わらないのに、「GLAY」というブランドだけが一人歩きしながら肥大化していく状況。

 

そういう違和感に打ちのめされ、GLAYメンバーは「◯月◯日に解散を発表しよう」と決めるところまで話が進んでしまったんです。

・・・が、いざ解散発表の当日、「ところで俺たち何で解散するんだっけ?」と疑問に思ったそうです。「4人はずっと仲がいいのに、どうして解散しなきゃならないんだ」と

「よく考えたら解散する理由ってないよね?じゃあ解散の話もナシにしよっか」と、そこであっけなくGLAYは解散の危機を免れたんですね。

このあたりのエピソードは、GLAYのギタリスト兼リーダーである、TAKUROの著書「胸懐」に詳しく記述されています。

 

 

GLAYが干された?給料を巡ってバーニングとの確執

また、GLAYほどのモンスターバンドとなれば、メンバーの収入もかなり凄そうですが、

全盛期のGLAYは給料の殆どを代表出版社である「バーニングパブリッシャーズ」にピンハネされていたようで、CDの売り上げやライブ動員数に対してギャラは低かったとのこと。

事実、著作権使用料の未払いについて、2001年に、バーニングパブリッシャーズGLAYの所属事務所アンリミテッドグループという形で裁判を起こしています。

 

また、2004年には、GLAYが今度はアンリミテッドグループに対し、印税未払いについて裁判を起こしています。

結果的にGLAYの完全勝訴。およそ7億円の未払い印税を受け取ることに成功しました。

 

が、裁判の後、GLAYはバーニングやアンリミテッドを敵に回したということで、テレビなどのメディア露出への露出が極端に減ることになります。

ここまでが、いわゆる「GLAYが干された」とされる真相だったりするんですね。

 

記録的には昔が全盛期だけど、現在のGLAYは??


今日の記事では、GLAYの全盛期について語ってきましたが、現在の彼らはどうなのでしょうか?

 

広告塔、後ろ盾としてのバーニングやアンリミテッドから解放され、以前までのように化け物じみたCDの売り上げや、大々的な報道は無くなりましたが、

私は、実は今こそが、GLAYの本当の全盛期なんじゃないか?と思っています。

 

ライブ映像を見れば一目瞭然ですけど、メンバーがめちゃくちゃ楽しそうに活動しています。

事務所やら芸能界やらの闇の部分から脱し、GLAYがやりたいことをやりたいようにやってることが有り有りと伝わってくる。

それも、アリーナやドーム規模でのライブ活動を現在進行形で出来ているんですから、やっぱりGLAYは凄いです。

 

次に、楽曲のクオリティも、衰えるどころかどんどん良くなっています新曲「あなたといきてゆく」なんて、ウエディングソングの新定番となりそうな名バラードです。

さらにメンバーの演奏スキルも飛躍的に向上していて、今なおその勢いは止まることを知りません。

以前も記事に書きましたがJIROのベースとかめちゃくちゃ上手くなってますし、TERUの声域もオクターブ単位で広くなっています。

 

メディアへの露出が(社会現象化していた時と比べると)「干された」とか「全盛期は〜」と何かとネガティブに言われがちなGLAYですけど、

先に挙げたような理由から、彼らは「常に今が全盛期」だと私は結論します。

今なお進化と深化を続ける日本のモンスターバンド、GLAY。今後の活躍が益々楽しみですね!!

 

 

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