いくえみ綾作品に登場する「いくえみ男子」をタイプ別に分けてみた

すごく目立つわけではないけれども、なぜか惹かれてしまう「いくえみ男子」

いくえみ綾先生が描く男性は可愛いくて、男前で、冷たくて、あったかくて、謎めいていて、わかりやすくて・・・なんとも複雑で、とても言葉や文章では単純に表現できない独特の空気感のある男子キャラが数多く登場します。

今回は「いくえみ男子」をいくえみ綾先生の作品のキャラクターと一緒にご紹介していきます。

 

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ずるいくらいに頼もしい「甘えたくなるお兄ちゃん系」男子

妹のように可愛がってくれ、大きな手で頭をポンポンしてくれる。優しくて、頼もしくて甘やかせてくれるので、思わず大きな懐に飛び込みたくなる衝動にかられるが、本当に近づくのはなかか難しいタイプ。

甘えベタで他人の世話を焼くのが生きがいと感じ、自分のことはついつい我慢してしまう。

いくえみ綾先生のお兄ちゃん系キャラは誰にでもフレンドリーな態度をとるが、締めるときはきちんと締める頼もしいキャラ設定が多いです。

 

このタイプで有名なキャクターは1993年に連載されていた作品「I LOVE HER」の新堂央人。

(画像引用元:matome.never.jp)

 

高校の数学教師で生徒たちからは「新ちゃん」と呼ばれ、先生だけどフレンドリーなので人気者です。

他の作品では1988年連載の「POPS」の清水湖太郎。同級生なのに甘えたくなるタイプの男子ですね。湖太(あだ名)も男女共にクラスメイトから人気がありました。

 

 

達観した平和主義者であり、全てを見透かしたような「悟り系」男子

何も言わずとも、何かを語りかけてくるような存在感。顔はいつも無表情で、こちらからは全く心が読めない。たが、向こうは澄んだ眼差しで相手の心境を見抜くことができる。

「悟り系」男子は状況を瞬時に察知する能力が長けていて、慌てず騒がずその状況に合った行動ができる人。発言には自分の心情は口に出さず、第三者的な視点で助言などするが、その言葉はつかず離れずな意見が多い。

意外とあまのじゃくで、興味があるといつもはドライな発言しかしないのに急に口を挟んできたりすることがあります。

 

このタイプで有名なキャラクターは2004年連載されていた作品「潔く柔く」の古屋寿。

(画像引用元:p.twpl.jp)

 

要領がよく、自然と物事の流れがわかるからこそ、それに逆らい頑張る人たちをからかいつつも応援するキャラ。全てに無関心かと思いきや、ふいに熱くなる瞬間も。

画像はアフロで個性的ですが、実は・・・・

 

他の作品では、2000年に連載された作品「ハニバニ!」の2巻に所収されている「ラブレター」に出てくる茅野。

彼の特徴は、興味がないと言いながらも相手の話はきちんと聞いている。気になった点があれば矢継ぎ早に質問をし、自分なりに分析をし物事の正解を素早く導き出すことができるタイプ。筆者おすすめキャラクターです。

 

 

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誇り高き一匹狼「俺様系」男子

遠くを見据えた、まっすぐな瞳。
己の弱さを振り払うよう、ただ真っ直ぐ前に進み続けるその背中には、強がりの中に垣間見える弱さと優しさに心がぎゅっと掴まれる。

「俺様系」男子は、力で物事をねじ伏せ、弱さを隠すボス気質である。誰にでも態度は大きく感情まかせな意地っ張りも多い。気に障ったことがあるとすぐ攻撃的になる。

ただ、心開いた相手には弱さや優しさを見せたりするのでそのギャップと特別感が女子はクラッとしてしまう。

 

このタイプで有名なキャラクターは1988年連載されていた作品「POPS」の三島岳志。

(画像引用元:p.twpl.jp)

 

筆者の中ではいくえみ綾先生作品で一番の「俺様」系男子だと思っております。違う作者ですが「僕らがいた」が好きな方はこのPOPSを読むとハマるかと。

他の作品では、2011年に連載された作品「プリンシバル」の舘林玄。
自分の大事な友人に対して酷い扱いをするようなら、例え自分の母親でも乱暴な言葉を投げつけることもします。友達や自身のプライドを守るためなら傷つくことも恐れないタイプ。

 

 

まとめ

「いくえみ男子」は調べれば調べるほど魅力的なタイプが何種類もあります。王道なイケメンキャラや、オッサンキャラ、不思議ちゃん系などもご紹介しきれていませんので、また追記していきます。

 

 

【記事:ジョージ・A・ロメ子】

 

 

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