トゥーヤングトゥーダイ!「鬼野楽器」に並んでいる有名ギターリストって?

宮藤官九郎最新作で完全オリジナル作品となる『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』

普通の高校生・大助(神木隆之介)が修学旅行中にバス事故にあい、目覚めるとそこは「地獄」。

大助の前に、地獄農業高校の軽音楽部顧問兼ロックバンド地獄絵図(ヘルズ)のリーダー・赤鬼キラーK(長瀬智也)が現われ、大助は現世に戻るためにキラーKの特訓のもと、地獄めぐりを開始する・・・という

ミュージカル(?)コメディ映画なのですが、チョイチョイ出てくる音楽ネタが面白い!

映画の中に出てきた「鬼野楽器」(銀座 山野楽器の完全パクリ)は、キラーK(長瀬智也)の先輩・鬼野(片桐仁)が経営する地獄の楽器店なのですが、そこには有名ギターリストの腕とギターがズラリと並んで売られているのです!

さすが「地獄」です。

今回は、その「鬼野楽器」で売られていた有名ギターリストを、値段の安い順にご紹介していきます。

 

 

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『カート・コバーン』右手 鬼$18,000

若い方もこの曲『Smells Like Teen Spirit』は知っているのではないでしょうか?

1991年にこの曲が世界中で流行り、日本でもよく流れていました。

それまでは、メタルTシャツに細身のブラックジーンズ、ドクロのアクセサリーを身に着けていた男子が、カートコバーンの影響でロンTに半袖Tシャツを重ね着し、ブルージーンズを履くようになった思い出がございます・・・。

1994年に27歳という若さで亡くなりました。(死因は自殺ですが、まだ色々問題になっています。)

 

 

『ランディ・ローズ』右手 鬼$20,000

映画の中で「地獄から蘇った人間は、オジー・オズボーンとジーン・シモンズと篠山紀信と葉加瀬太郎」というセリフがありましたが、この動画のボーカルは、その中の1人であるオジー・オズボーン。

そして、ドッド柄のギターを持っているのが「ランディ・ローズ」

綺麗な顔をしているんですよ・・・。美形のギターリスト。

誰もがこのランディ・ローズに対する将来への期待を大きく持っていました。

1982年、軽飛行機の墜落事故により25歳という若さで亡くなりました。

 

 

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『ロバート・ジョンソン』左手 鬼$30,000

(演奏している動画が見つけられませんでした。申し訳ございません。)

「ロバート・ジョンソン」はブルース歌手として数々の伝説を残していますが、一番有名な話では悪魔に自分の魂を売り渡したそうです。その才能と引き換えに、自分の寿命を8年縮めたという・・・。(気になる方は「クロスロード伝説」で検索してください。)

1938年、27歳で亡くなりました。死因は未だはっきりしていません。(悪魔に魂売ったからか?)

 

 

『ジミ・ヘンドリックス』左手 鬼$30,000 右手 鬼$ASK

天才ギターリストとして有名な「ジミ・ヘンドリックス」

有名音楽雑誌では「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では長年1位に選ばれています。

歯でギター弾いたり、燃やしたり壊したりと、パフォーマンスがとにかく派手!

多くのミュージシャンに多大な影響を与えた1人であることは間違いないですね。

1969年のウッドストックに出演したジミヘンが演奏した「アメリカ国家」は圧巻。タイムスリップできるなら、私は1969年に行き、ウッドストックを生で見たいと本気で思っています。

1970年、27歳で睡眠中に嘔吐した事による窒息死で亡くなりました。

 

 

 

 TOO YOUNG TO DIEの意味(若くして死ぬ)(死ぬには若すぎた)に繋がる「鬼野楽器」

映画タイトルの通り、「鬼野楽器」に並んでいた有名ギターリストは皆若くして亡くなってしまった方々なのです。

ランディ・ローズ以外は皆27歳

「27クラブ」という言葉も存在するぐらい、27歳という若さで亡くなった有名アーティストって多いんですよ。

細かい音楽の小ネタを使ってくるクドカンの「音楽愛」に、ちょっとした感動をした映画でした。

 

【記事:ジョージ・A・ロメ子】

 

 

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