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『大我慢大会』の歌詞から解釈できるバンプの進化と深化

   

バンプオブチキンの最新アルバム『Butterflies(バタフライズ)』に収録されている『大我慢大会』の歌詞から解釈できる、彼らの進化と深化について書きます。

 

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『大我慢大会』の歌詞の解釈

 

 

 

「平気な顔したって あまり上手じゃないみたい」というフレーズから始まるバンプオブチキンの『大我慢大会』。彼らの最新アルバム、『Butterflies(バタフライズ)』の中でも宝石になった日に並び、ファンの間で人気の高い曲です。

いちおう『歌詞の解釈』というトピックスを設けましたが、解釈も何も、これは額面どおりに受け取れば良いしそうするべきだと思います。邪推するのは野暮ってもの。すごくベタに『そのままの君でいいんだよ』と書かないのが藤くんらしく、恐ろしいところです・・・。

 

『大我慢大会』から見られるバンプの”原点回帰”

ところで、最近は『星になった日』もそうですが、ストレートに響く言葉を紡いだ歌詞が多く見られるようになった気がするバンプですが、古くから彼らを応援しているBUMPerさんは『大我慢大会』を聴いて「おや?」と思いませんでしたか?

 

♪呆れるくらい自問自答 やっぱり答えはないみたい
おそらくそんなことはない 答えに見つかりたくない

♪誰の声も届かないほど 深い場所で生まれた呼吸
ひとりぼっちのこの手を 引っ張って連れていくよ この手で

 

『呆れるくらい自問自答』と書かれているまさにそのとおり、初期のバンプに特によく見られていた、自己内対話を強く思わせるフレーズが頻発しているのです。

もちろん、その間、『Title of mine』とか『メーデー』とか、内的対話から始まる歌詞というのも多くありましたが、

『大我慢大会』ほど自己内対話をこれでもかというほど繰り返す歌詞っていうのは久しぶりな気がします。

 

そして驚いたのは、初期のバンプの歌詞なら、自己内対話を散々繰り返したのち、『欲しかった答えは全部、自分の中にあったんだ』と自己完結させる曲が多かった気がします。(『ダイヤモンド』や『ランプ』など)

ところが大我慢大会では、結果的にその『欲しかった答え』を、”積極的に”、”自分の方から”、”外側に向けて”、繋がりを求めているのです。

ここに私はバンプオブチキンの『原点回帰』と『更なる進化』を感じずにはいられないんですよね。

 

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バンプオブチキンの進化の過程

これって以前にも記事で似たようなことを書きましたが、バンプオブチキンの進化の過程について考えると、

 

第一段階・自己内対話を中心とした内省的な世界観

↓   ↓   ↓

第二段階・自分の外の世界(君やあの人)との関わりへの渇望

↓   ↓   ↓

第三段階・アウフヘーベン(踏まえた上でそれを乗り越える)

↓   ↓   ↓

第四段階・原点回帰

 

といった道順を辿っているように感じます。

そしてそれは楽曲の歌詞だけではなく、彼らのライブパフォーマンスにも顕著にあらわれています。特に第一段階から第二段階へと移る以前のバンプは、けっこう『オレサマバンド』だったので。笑(それはそれで凄く好きでしたが)

 

 

「ピアノの発表会じゃねえんだよ!」

 

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「好きなヤツだけ俺らの音楽を聴いてくれれば良い」なんてパンキッシュにとんがっていた時期がバンプオブチキンにもあったんです。

 

デビュー後、彼らを一気に有名にした代表曲、『天体観測』ばかりが他の曲以上にあまりに注目されるので、『あえて天体観測はやらない!』なんて暴挙に出たこともありましたし、

「俺の歌う曲なんだから、お前ら(客)には歌わせない」と、マイクを客席に向けることなんてまず有り得ませんでした。(今では考えられないですね・・・)

極めつけには、初期のバンプオブチキンのヒット曲『ランプ』を演奏した際、オーディエンスのノリが良くなかった為、バンドは一旦演奏をストップ。
藤くんが「ピアノの発表会じゃねえんだよ!」と観客を一喝するなんて場面もありました。

 

当時と比べるととくに、「ああ・・・バンプも丸くなったというか大人になったんだなあ・・・」と感慨にふけってしまいます。笑

 

バンプは悪い意味で変わってしまったのか?

その頃のバンプを知っているからこそ、筆者は『今』のバンプオブチキンの姿がある意味、衝撃的です。

客席に向けてマイクを向けることがあるのは勿論、『虹を待つ人』♪うぉーううぉーううぉーうぉうぉーのように、客と共に歌うことを前提に作られた曲も最近では多い。

表面の部分だけ見れば、ある意味、流行りのJ-POPのライブのような、「お客さんと一体となって」的なライブをするようになったと言うこともできなくはありません。(事実、そういうバンプのライブの変化に違和感を感じ離れていった元ファンは一定数いますしね)

 

バンプが最近流行りのJ-POPに安易に迎合したというのは大きな誤解

 

けれども、『いい曲をいい形で聴く人に届けたい!』みたいなバンドの本質は何も変わっていません。別に客に媚びるようになったとかではないし、当然バンプオブチキンが『接客業丸出し』なライブをするようになったわけでもありません。

ただ、『自己内対話』の枠を越え、その先に居る『あなた』や『彼ら・彼女ら』との関係性を求め、それが構築できるまでに器の大きくなった、今のバンプオブチキンが、今のバンプオブチキンなりのライブをしているだけに過ぎないような気がするのです。

一部で囁かれるような、「バンプオブチキンが最近流行りのJ-POPに安易に迎合した」的な声は大きな誤解。彼らはいつだって等身大で、そのときの彼らができる最大限のパフォーマンスを魅せつけてくれているだけ。

 

内へと外へと広がるBUMPの世界観

初期のバンプの世界観によく見られた『内的世界としっかり向き合う』こと(深化)をした上で、『外的世界へも積極的に干渉する』ことでさらに”進化”したバンプオブチキン。

彼らの快進撃がどこまで続くのか?を考え出すと途方もないですね。。。一生続くような気がしますし。笑

しかし・・・『大我慢大会』いい歌です!

 

【記事:ポン酢中毒】

 

 

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 - BUMP OF CHICKEN, J-POP , , , ,

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